2025年の初旬。熊本・フジスポーツ御幸笛田で個人フットサルに参加していたときのこと。何気なく右足で着地した瞬間、ズキンと足首の中に激痛が走りました。「ひねった」わけでもないのに、足首の奥がギュッと詰まるような感覚。
そのとき感じたのは、まるで脛骨(すねの骨)が足首にめり込んでいるような痛みでした。歩けないほどではないけれど、違和感はずっと残り、走るたびに痛む。あとから調べてみると、「足関節インピンジメント症候群」に近い症状だとわかりました。
痛みの原因を探る
一般的な“捻挫”と違い、今回のような痛みは関節内の衝突(はさまり)タイプ。足首の前方または後方で、骨や軟骨、靭帯がぶつかり、炎症を起こしてしまうものです。
私の場合は、走行中の着地の衝撃で関節内に一瞬負荷がかかり、「関節が緩む」というよりは、骨同士が詰まって“入り込み過ぎた”ような感覚でした。いわば、“中で噛み合って動かない”ような違和感。
痛めた直後の行動
痛みを感じた瞬間は、「あ、まずいな」と思いましたが、プレー中だったのでそのまま続行。すると、走るたびにズキンとした痛みが強くなっていきました。終了後にシューズを脱ぐと、足首の前側がうっすら腫れ、屈伸すると突っかかる感覚。
翌日も階段を降りるときに痛みがあり、さすがに無理だと感じて練習を中止しました。
自己判断で試したケア方法
まずやったのは冷却。発症直後は炎症を抑えるためにアイシングを15分×3セット。その後、軽く圧迫固定をして就寝しました。
また、登録販売者の知識を活かして、冷却タイプの湿布(ボルタレンEXなど)を貼付。痛みが強い日はロキソニンSを1錠服用して炎症を抑えました。
そして今回、特に効果を感じたのが——
「単純に足首を引っ張る(牽引)」という超物理的セルフケア。
脛骨(すねの骨)を体の方向へ、足首から下を地面方向へ引っ張るようにして、“関節のはさまり”を一時的に解放するイメージです。
自分の手で軽く牽引するだけでも、詰まった感覚がスッと抜けるような感覚がありました。痛みのあるときは無理せず、数秒〜10秒程度の優しい牽引を繰り返すのがコツ。
この「関節の圧を抜く」動作が、私の場合はかなり有効でした。実際、牽引後は可動域が広がり、歩行もスムーズに。簡単で即効性のあるセルフケアとしておすすめできます。
完全に休むのではなく、数日後からは“やりながら治す”スタイル。無理せず歩行を中心に動かし、少しずつ可動域を取り戻していきました。
やってはいけなかったと感じたこと
- 痛みが残っているのにプレーを再開したこと
→ 関節内の炎症を長引かせる原因になり、違和感が抜けにくくなる。 - 温めすぎたこと
→ 初期の段階でお風呂にゆっくり浸かってしまい、炎症が悪化。 - 痛み止めでごまかした日
→ 一時的に楽になるが、根本的な治癒にはつながらない。
専門家としてのケアアドバイス
鍼灸師の視点
足首周辺では、「解谿(かいけい)」「崑崙(こんろん)」などのツボが有名。炎症が落ち着いてから軽く刺激を与えると、血流が促進され、関節内の回復が早まります。ただし、炎症があるうちは強く押さない・温めないが鉄則。
登録販売者の視点
市販薬でのケアを行う場合は、冷却湿布+鎮痛剤の併用が効果的。特に仕事や日常生活に支障があるときは、「ロキソニンS」「ボルタレン」「フェルビナク」などの成分を上手に使い分けましょう。
再発防止のためにやっていること
足首の内部トラブルは、筋力・柔軟性の低下からも起こります。私は次の3つを習慣化しました。
- アキレス腱・ふくらはぎのストレッチ
→ 足首の可動域を保ち、衝突リスクを減らす。 - チューブトレーニングで足首の安定性強化
→ 外反・内反方向の筋肉を鍛える。 - 軽量サポーターの使用
→ フットサルや芝グラウンドでの負担を減らす。
ZAMSTやミズノなどの足首サポーターは、テーピングより手軽で効果も高い。日常練習でも常用しています。
やりながら治す、という現実的な選択
社会人サッカーでは「完全休養」は難しい。だから私は、痛みをコントロールしながら“やりながら治す”選択をしました。もちろん、無理をしないことが大前提。プレー後には冷却・湿布・ストレッチをルーティン化し、悪化を防ぐことを意識しています。
まとめ:痛みのサインを無視しない
今回の足首の痛みで学んだのは、「骨や靭帯をひねらなくても、関節内にダメージは起きる」ということ。そして何より、違和感の段階でケアを始めることが一番の予防です。
- 発症初期は冷却・安静を徹底
- 炎症が治まったら軽いストレッチで可動域回復
- 無理せず、“やりながら治す”バランス感覚を
40代でも、体はまだ進化できる。痛みと向き合いながらプレーを続けることこそが、まさに「オトナのFootball Life」だと思います。



コメント