40代になっても、サッカーをしていると「やらかし」は尽きません。
先日のフルコート練習試合でも、私はキャプテンとしてセンターバック(CB)で出場しましたが、横パスを相手にカットされ失点…。自分の発起で企画した試合だっただけに、ショックは大きかったです。
ただ、この失敗から気づいたことが多くありました。同じようにサッカーを続ける仲間に少しでも参考になればと思い、まとめておきます。
私がやらかしたCBの失敗談
私は個サル仲間と「たまにはフルコートをやろう」ということで、月1〜2回の試合を企画しています。キャプテンとしてチームをまとめる立場でもあります。
元々はFWやトップ下を主戦場としてきましたが、大学以降はボランチやセンターバックを任されることも増えました。強みは「パス」。FWやサイドへ決定的なスルーパスを出せることに自信を持っていました。
しかし、CBでの横パスはまさに鬼門。先日の試合では、相手FWに読まれてカットされ、そのまま失点に直結しました。安全なはずの横パスが、一番危険なパスになってしまったのです。
なぜ失敗したのか?私なりの分析
CBから出すパスは、大きく2種類あると考えています。
- 絶対に失敗できないパス(横パス:CB→SB)
- 通れば一気にチャンスになるパス(縦や斜め:CB→ボランチ、FW、対角パス)
今回のミスは①の「横パス」。
本来はセーフティなはずの選択が、なぜ失敗になったのか。振り返ってみると…
- 相手FWのスピードを見誤った
- 足の当たりどころが悪く、パスが弱くなった
- 試合後半の疲労で、判断もキック精度も落ちていた
「安全なパスほど危険になる」──まさに痛感しました。
相手チームのスピードに苦戦
今回の相手は20代、30代中心のチーム。私よりも若く、スピードやアジリティに長けていました。
正直、足の速さや一瞬の反応では勝てない相手。だからこそ「パスで繋いで落ち着かせる」ことがCBの自分に求められていたのに、そこでの横パスをミスしたのは大きな反省です。
体力も技術も劣る中で、どこで勝負するのか──40代のサッカーでは常に突きつけられる課題だと痛感しました。
他のCBからの学び
プロのセンターバックを見ていると、単に守備だけでなく攻撃の起点になっていることに気づきます。
板倉滉やセルヒオ・ラモス、闘莉王といった選手は、ときにスルスルっとドリブルで中央突破して中盤の前目、トップ下の位置まで持ち上がることがあります。
相手の守備のポジション次第ですが、サッカーコートは広く、CBからの持ち上がりも大事な武器になる。ただし、低い位置でボールを失えばリスクは致命的。
「どこでリスクを取るか、どこで安全につなぐか」──その判断力こそ、CBに必要な資質だと思います。
改善ポイント① 常に最適解を選ぶ
無理にリスキーな横パスを選ぶ必要はありません。GKやボランチに預けて安全に繋ぐ方が良かった。
「常に最適解を選ぶ」意識を持つことが、失点を防ぐ第一歩だと痛感しました。
改善ポイント② 体力が判断を支える
疲労が溜まると、脳の働きが鈍り、リスクのある選択をしてしまいます。
「体力が無いと判断も鈍る」──これは今回の最大の学びです。
日頃のトレーニングやコンディション作りが、プレーの精度を大きく左右します。
改善ポイント③ ボール感覚の違いに慣れる
私はフットサルもよくやっていますが、フットサルボールとサッカーボールはまったく別物。
その感覚のズレが、パスの強弱に影響した可能性もあります。
「サッカーの試合をやるなら、必ずサッカーボールで調整しておく」ことの重要性を改めて感じました。
改善のために取り組むトレーニング
今回の失敗を踏まえて、「試合中に正しい判断をする力」を磨くためには、体力・技術・判断力をバランスよく鍛える必要があると感じています。
インターバルトレーニングで疲れても判断できる体をつくる
CBは90分間ずっと集中力を求められるポジションです。後半になるとどうしても判断が遅れるので、疲労時でも冷静に動ける体を作るために、短いダッシュと休憩を繰り返すインターバルトレーニングを取り入れるようにしました。
サッカーボールでの基礎パス練習
フットサルも楽しんでいますが、サッカーボールとの感覚の違いを改めて痛感しました。サッカーの試合に出る前は必ずサッカーボールを使い、基礎的なパス練習で感覚をフィットさせるようにしています。
常に3つのパスコースを意識する
「横」「縦」「斜め」、最低でも3つの選択肢を持ちながらプレーすることを意識しています。選択肢が増えれば相手に読まれにくく、結果的にリスクを減らせる。これは自分の失敗から得た最も大きな気づきの一つです。
まとめ:40代でも成長できる
今回の横パスの失敗は、相手の若さ・スピードに翻弄されたこと、自分の疲労や準備不足、判断力の欠如が重なったものでした。
しかし、板倉滉やセルヒオ・ラモス、闘莉王のような世界のCBから学べることもあり、改善のためのトレーニングも見えてきました。
- 常に最適な選択肢を考える
- 疲れても判断できる体をつくる
- サッカーボールで感覚を整える
- 複数のパスコースを常に意識する
40代からでも成長できるのがサッカーの面白さ。失敗を恐れず挑戦し続けることが、私の「オトナのFootball Life」だと思っています。

 
  
  
  
  
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