ユタ・ロイヤルズの快進撃が止まりません。ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)第11節、デンバー・サミットとの一戦で2-1と勝利を収めたユタは、これで2連勝。そして、この勝利の立役者となったのが、なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)FWの田中美南選手です。2試合連続ゴールとなる決勝点をマークし、チームを昨季12位から驚異の首位タイへと押し上げる原動力となっています。
開幕からの2連敗という苦しいスタートを切ったユタ・ロイヤルズが、そこからまさかの5連勝を含む9試合負けなしで2位まで浮上。そして、遂には消化試合数で並ぶ首位のポートランド・ソーンズと勝ち点でも並ぶという、まさに「大躍進」という言葉が相応しいシーズンを送っています。この劇的な変化の背景には、一体何があるのでしょうか。
田中美南、勝負強さの証明。2試合連続弾でチームを牽引
このデンバー・サミット戦、ユタは19分に先制するも、44分に失点し、前半を1-1で折り返す展開となりました。しかし、この膠着状態を破ったのが田中美南選手でした。72分、チームが勝ち越しを必要とする重要な局面で、ペナルティキッカーを任された田中選手は、冷静にゴール右に決め、決勝点を奪ってみせました。
試合後、このゴールがチームに2連勝をもたらしたことは明らかです。2試合連続でのゴールという結果もさることながら、PKという重圧のかかる場面で、チームの期待に応え、勝利を決定づける一点を奪ったその勝負強さは、まさにエースの証と言えるでしょう。彼女が今季のユタ・ロイヤルズの大躍進を支える中心人物であることは、疑いようがありません。
ユタでは、田中選手とともに三浦成美選手も先発出場しており、チームの勝利に貢献しています。日本人選手が異国の地で、これほどまでにチームの重要なピースとして機能していることは、日本のサッカーファンにとっても誇らしい限りです。一方で、ユタの守屋都弥選手、デンバーの山本柚月選手は、それぞれ出場機会がなく、ベンチ入りながら起用されませんでした。今後の出場機会にも期待が寄せられます。
昨季12位から首位タイへ。ユタ・ロイヤルズ大躍進の理由
昨季はリーグ最下位の12位に沈んでいたユタ・ロイヤルズが、今季は全く別のチームへと変貌を遂げています。開幕からの2連敗で、昨季の悪夢が再来するかに見えた出だしでしたが、そこから彼らは驚異的な巻き返しを見せました。5連勝を記録し、さらに9試合負けなしという驚異的な粘り強さで、一気に2位まで駆け上がったのです。
そして、今回の勝利により、首位ポートランド・ソーンズと勝ち点差で並び、リーグの頂点に手をかける位置にまで来ました。この劇的な上昇は、単なる偶然では語れません。チーム全体の組織力や、選手個々の高いパフォーマンス、そして何よりも勝利への強い意志が結実した結果と言えるでしょう。特に、田中美南選手のような決定力のある選手が、要所でチームを勝利に導くゴールを奪っていることが、勢いを維持する大きな要因となっています。
苦しい立ち上がりを経験しながらも、決して下を向かず、チームとして一丸となって戦い続けてきたユタ・ロイヤルズ。その粘り強さと勝負強さが、今、結果として現れているのです。
まとめ
ユタ・ロイヤルズの今季の大躍進は、まさに目を離せない展開です。そして、その中心で輝きを放つ田中美南選手は、チームにとって不可欠な存在となっています。2試合連続ゴール、しかも決勝点という形でチームの連勝に貢献し、首位との勝ち点差を埋める立役者となった彼女の活躍は、今後のNWSLの戦いをさらに熱くするに違いありません。
昨季の雪辱を果たし、リーグのトップを狙うユタ・ロイヤルズと、エースとしてチームを牽引する田中美南選手。彼らがどこまで駆け上がっていくのか、オトナのFootball Lifeでは引き続き注目していきたいと思います。


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